📘 Long Reading Passages (長文読解)

1. Pre-Reading (30 seconds)
   - Read all questions first
   - Identify what to look for
   - Note question types (main idea, detail, inference)

2. First Reading - Skim for Structure
   - Identify topic in first paragraph
   - Note paragraph functions (intro, example, contrast, conclusion)
   - Find author's opinion (usually in conclusion)
   - Don't get stuck on difficult words

3. Second Reading - Answer Questions
   - Return to relevant sections
   - Read carefully around key information
   - Verify answer against text
   - Eliminate wrong options

4. Time Management
   - Don't spend more than 6-7 minutes per passage
   - If stuck, move on and return later
   - Answer easier questions first

5. Common Traps to Avoid
   - Choosing answers with words from text but wrong meaning
   - Selecting details instead of main idea
   - Overthinking and adding own interpretation
   - Missing negatives (〜ない、〜わけではない)

人工知能（AI）の発展が私たちの社会に大きな影響を与えている。
AIは医療診断、自動運転、翻訳など、様々な分野で活用されており、
人間の生活を便利にしている。特に、膨大なデータを短時間で
処理できることがAIの強みだ。人間が何時間もかかる作業を
数秒で完了させることができる。

しかし、AIの普及には課題も多い。まず、雇用への影響が懸念
されている。AIやロボットが人間の仕事を奪うのではないかという
不安の声がある。実際、単純作業や定型業務は機械に置き換わる
可能性が高い。一方で、AIには創造性や感情的な判断が必要な
仕事は難しいとされている。したがって、人間はAIにできない
分野の能力を伸ばすことが重要になる。

また、倫理的な問題も指摘されている。AIの判断基準は人間が
プログラムしたものであり、そこに偏見や差別が含まれる可能性が
ある。例えば、採用の選考をAIが行う場合、性別や人種による
偏見がシステムに組み込まれてしまう危険性がある。

さらに、プライバシーの問題も深刻だ。AIは大量のデータを
必要とするため、個人情報の収集と利用が避けられない。この
データがどのように使われるのか、誰がアクセスできるのか、
厳格な管理が求められる。

AIは私たちの生活を豊かにする可能性を持つ一方で、様々な
リスクも伴う。大切なのは、技術の発展を促進しながら、
適切なルールを設けて管理していくことだろう。人間がAIを
コントロールし、社会全体の利益のために活用していく
姿勢が必要である。

異文化理解は、グローバル化が進む現代社会において重要性を
増している。しかし、異文化を理解するということは、単に
その国の言語や習慣を知ることではない。それは、自分とは
異なる価値観や考え方を認め、尊重することを意味する。

文化の違いは、コミュニケーションの場面で顕著に現れる。
例えば、日本では曖昧な表現が好まれる傾向がある。「考えて
おきます」という言葉は、実際には断りの意味を含んでいる
ことが多い。一方、欧米の文化では、イエスかノーかはっきり
伝えることが重視される。このような違いを知らないと、
誤解が生じやすい。

また、時間に対する感覚も文化によって異なる。日本やドイツ
などでは時間を守ることが非常に重要視されるが、南米や
中東の一部の国では、時間は流動的なものと捉えられている。
約束の時間に遅れることが失礼にならない文化もあるのだ。

さらに、個人主義と集団主義という価値観の違いも大きい。
欧米では個人の自由や権利が最優先されるのに対し、日本を
含むアジアの多くの国では、集団の和を保つことが重視される。
どちらが優れているということではなく、それぞれの社会が
長い歴史の中で築いてきた価値観なのである。

異文化理解で大切なのは、相手の文化を自分の文化の基準で
判断しないことだ。「おかしい」「間違っている」と決めつける
のではなく、「違う」と認識することが第一歩である。そして、
なぜそのような文化が生まれたのか、その背景を学ぶ姿勢が
必要だ。

完全に他者の文化を理解することは難しいかもしれない。
しかし、理解しようとする努力そのものに価値がある。異文化に
興味を持ち、学び続けることで、より豊かな国際交流が可能に
なるだろう。

Paragraph 1: Introduction & Thesis
- Present the topic
- State the main argument or question
- Give background context

Paragraph 2-4: Body (Development)
- Present examples, evidence, arguments
- Compare and contrast different aspects
- Show cause-effect relationships
- Address counter-arguments

Paragraph 5: Conclusion
- Summarize main points
- Restate author's opinion
- Suggest implications or future directions
- Often contains 〜だろう、〜べきだ、〜必要がある

Key phrases marking structure:
Introduction: 〜が問題となっている、近年〜、〜が注目されている
Example: 例えば、具体的には、実際
Contrast: しかし、一方で、それに対して
Addition: また、さらに、加えて
Conclusion: このように、したがって、つまり、大切なのは

Long passages typically have 5-6 questions:

1. Main Idea (1 question)
   - この文章の主題は何ですか
   - この文章で筆者が最も言いたいことは何ですか

2. Supporting Details (2-3 questions)
   - ～について、何と述べていますか
   - ～の例として挙げられているものは何ですか
   - ～の理由は何ですか

3. Author's Opinion (1 question)
   - 筆者の考えに最も近いものはどれですか
   - 筆者によると、～

4. Inference/Not Mentioned (1 question)
   - 述べられていないものはどれですか
   - この文章から分かることは何ですか
   - ～から推測できることは何ですか